2020/05/30 06:56
普段自分自身がOSOCUをやる一方で、他の服作りをしたい方の
サポートをしています。
今日はその中で感じることを少しご紹介 したいと思います。
紹介もありますが、最初のきっかけは経営する谷健㈱のHP
からの問い合わせが中心です。
そして大半の方が弊社への問い合わせは最初ではなく、
検索すれば出てくるメジャーサービスに問い合わせた
経験をお持ちです。
ではなぜ、そうしたサービスでうまくいかなかったのか。
理由はアパレルの情報の非対称性にあります。要は業界
の中と外で情報に格差があるのが原因です。
元々これで稼いできた業界です。今でこそSNSやWEBで
各種ノウハウや資金めどまで解説してくれる人がいます
がそれでも現実に依頼となると話は別です。
上記のSNSやWEBを書いている人のたぶんほぼ全員が
同意すると思いますが、何度も壁にぶち当たっています。
断られるなんてのは日常茶飯事で連絡不通もあったりします。
服作りを始めるには、何をおいても「なぜやるのか?」が
ますます大事になってきていると感じます。
値段(いわゆるコスパも)やデザインを中心に考えると、
大手の練り上げられた生産構造に太刀打ちできません。
どうやって作るの?この値段でこのデザイン、で終わりです。
小規模アパレルはファッションやデザイン以外のものも売らない
といけません。そのための出発点が「なぜやるのか?」だと思う
のです。
何をどうやってどれくらいの時間をかけてどのクオリティで仕上げ
るのか。そして働く人(作る人)にいくら稼いでもらうのか。そこ
まで思考を巡らせないと、小規模なのに大手と同じことをしてしまいます。
仕組み全体を俯瞰し、きちんと評価する作り手が増えれば
いいなと、自分自身も学び続けながらサポートしていきたい
と思います。
ご興味ある方はメッセージをぜひ。
ツムギラボ
タニ カヅオ
twitter:@kazuo_tani
instagram:@osocu_official