2020/06/17 17:19
今日はギャバジンという生地のシャツの話です。
OSOCUでは知多木綿や備後節織といった伝統要素のある生地を
使うことが多いのですが、時々デッドストックも使います。
このギャバジンはまさにそのタイプです。
ギャバジンはあの有名なバーバリーが開発し、1902年に商標登録したもの。
今では一般名称として使われていますが、100年以上前から人々に使われていた生地です。
バーバリーの名品トレンチコートの素材でもありますが、糸の太さや種類・加工法でかなり
表情や用途の変わる生地でもあります。
さて、今回紹介するシャツのギャバジンは「高密度ギャバジン」という品名になっています。
名前の通り高密度で糸を織っているのですが、高密度で何が良いかというとツヤ感が出るのです。
カジュアルシャツなので、ドレスシャツのような光沢感まではいかないですが、かなりです。
そしてここに名古屋黒紋付染めさんの深い黒。
ここまでツヤ感のある黒のカジュアルシャツは珍しいじゃないかと思うほど。
このシャツを使って3つの染めを企画しました。
1)シンプルな黒。漆黒を楽しめます。
2)裾だけグレーにした絞り染め。2度染めているので、他のシャツよりひと手間かかったデザインです。
3)黒むら染め。1枚1枚すべて柄が違う1点もの。2020年はタイダイの流れが来ているようなので、
完全モノトーンの大人のタイダイシャツとも言えそうです。
https://www.osocu.jp/items/30619841
黒×裾グレー
https://www.osocu.jp/items/30620008
黒むら染め
https://www.osocu.jp/items/30586356
ツムギラボ
タニ カヅオ