OSOCUでメインで使っている生地、「知多木綿」
この記事ではその知多木綿の魅力について書こう
と思います。
知多木綿は、愛知県の南西部にある知多半島で
織られています。
その歴史は古く、江戸時代の初期に始まり、
その美しい生地は最高級の木綿として江戸に
広まったといわれています。
そして明治時代につくられたシャットル織機で
今もゆっくりと生地を織っています。伝統工芸品
でこそないですが、郷土の産品として長く使われ
てきている素材です。
織っているのはおもに小幅生地と呼ばれる、浴衣、
甚平、手ぬぐいなどに使われる巾50cmくらいまで
の小幅生地と言われるものです。
今も浴衣生地として全国の受注を受けている一大産地
で、地元の有松などでよく知多木綿は見ることができます。
そんな歴史的な背景も素敵なのですが、
製品にする上でOSOCUで使う理由は主に
次の2つ。
①染との相性が良い
②白い
前者は歴史が証明しているようなものですが、やはり
染めやすいと言われますし、初めて手にする染め職人さん
からは「良いですね、これ」と一言もらえる生地なのです。
後者の白い、はそのまま(笑)なのですが、ほんとに白い。
OSOCUで良く依頼する名古屋黒紋付染さんの深い黒との
相性がバッチリなんです。
※名古屋黒紋付染について
なかなか普段服を選ぶ際、生地産地まで想いを馳せることは
無いと思いますが、400年以上も続く生地が服作りを支えて
いるという事実をふと思い出してもらえれば幸いです。
そんな知多木綿を使ったシャツやパンツはこちら
ツムギラボ
タニ カヅオ