自分自身が日本製の服を買う理由

自分自身が日本製の服を買う理由


今日は服の「原産国」の話をします。

 


服の原産国は洗濯表示のあるラベルにだいたい書いてあります。

Made in Japan

日本製

Made in Vietnam

中国製

などなど。

普段、見ますか?


私個人としては見ますし、

極力日本製を買います。後述しますが、それは品質

が理由ではありません。

(時々、旅人の血が騒いで、チェコ製とか南アフリカ製

とかに反応してしまいますが・・・w)


 

原産国表示は国によって違いますが、日本では

最終加工地が日本であれば表記できる、という

のが実態です。


本来加工の割合とかもあるようですが、実際に

調べることはかなり稀だと思うので、最後の最後

だけ日本、とういうのもあるかと。


ただまぁこれは部品やパーツを輸入して最終製品

に加工する機械も同じことと言えば同じことと思

っています。(機械業界が違ったらすみません。)


例えば、生地がベトナム、縫製が中国、2次加工・

最終加工が日本で日本のアパレル会社の日本製の服

というものがあるとします。


この製品の品質ってどこの国のものなんでしょうね?


マニアックに言えば、

「この生地の仕上げが〇〇」とか

「この縫製仕様は△△」とか

「この2次加工ができるのは××」とか

色々あるでしょう。


でも大半の人はその服を全体で評価します。

生地もデザインも加工も含めてです。

もっと言えばぱっと見や触った感じとかでしょう。


つまりどこが生産地と書いてあるのかはさほど重要

ではないのです。日本製も例外ではありません。


では何が大事か。


誰に自分の支払ったお金が行くのか。


だと私は思っています。

だから日本製、と謳うのであれば自分が分かる限り

の情報はオープンにすべきと思っています。


生地はどこから買ったのか。

縫製はどこにお願いしたのか。

染め加工はどんな会社が行ったのか。


これらは基本的にクローズにされてきました。

アパレル側も出したくないし、工場側も出ること

を望まない。そんな関係で来ていたように感じます。


今でも大枠は分かりませんが、これだけ消費の意味

を問われている時代にそれでいいのか?名前を出して

も良いのではないか。


そんなことを常日頃から考えています。


だから、最初に述べた日本製を買う理由は品質じゃありません。

日本製でも作り手の顔が全く見えないものは基本買いません。

誰にお金を支払っているのかわからないですから。


服のモノづくりは大半が人の手によるものです。

個々人の名前までは分からないにしても会社名

は知りたいし、どういう会社なのかHPで見たい。


そう思うことは自然なこと、と言える時代になった

と感じています。


もちろん服はファッション側面が強いのでデザイン

やブランドで買っても良いと思います。


だけど一部でも作り手の顔が見える服を選ぶ人が

増えたらいいな、と思っていますし、そうした思考

をする作り手が増えたらいいなと思っています。


OSOCUも縫製工程を一部内製化しました。

生産の透明性はこれからも気を配りたい点です。


OSOCU

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